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地域に根ざした一般医療および神経難病等の治療をおこなう病院です。

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パーキンソン病について

パーキンソン病について
今このページを開いて、パーキンソン病について何が書かれているのかな、と読んでみようとされているあなたは、御自身か御家族にパーキンソン病を心配する様な症状を見つけているのか、どこかの医療機関で良い治療はないだろうか?と気になっておられる方だと推察します。 それで、ごく簡単にパーキンソン病について説明をしてみますので、ご参考になれば幸いです。
パーキンソン病について
パーキンソン病の「パーキンソン」って何の名前?
パーキンソン病の「パーキンソン」は、1817年に、この病気を患っている6人の患者さんの症状や経過を非常に詳細に報告したジェームズ・パーキンソン(James Parkinson)と言うイギリス人の名前を表しています。 但し、御本人が、この病気に自分の名前をつけたのではなく後世の人(フランス人のシャルコーという神経内科医)が名付けました。
パーキンソン病の発病しやすい年齢って?
パーキンソン病の発症年齢(症状が出てくる年齢)は、55歳から70歳の方の発病が非常に多いのですが、研究論文では、20歳から80歳までの発病が報告されています。 ところで、ちょうどこの年齢(55歳から70歳)の方は認知症の発病や脳梗塞などの発病の方の年齢と重なっています。それで、パーキンソン病特有のちょっと活気のない表情などから、「お父さん(またはお母さん)、認知症になっていませんか?」 と言う訴えで受診される御家族や、歩きにくくなったり箸の使い方がちょっと下手になったりして、 「脳梗塞になったように思うのですがCTを撮ってください。」 という希望で受診される方が、おられます。ですから、案外、分かりにくいのです。
パーキンソン病ってどのような症状から出てくるのでしょう?
パーキンソン病、と言うと、「手(もしくは足)がふるえる病気」という風に理解されている方が多いのではありませんか? パーキンソン病は、手足のリズミカルなふるえが目立つので自然とそのように理解されてきたのだろうと思いますが、決して全員の患者さんがふるえから始まるのではなく始めに出てくる症状としては、10人中5人(50%)の方がこのようなふるえから始まります。そして、そのふるえは、片側の手や足からふるえ出すのが殆どです。始めから左右の手(または足)がふるえる、という患者様はかなり稀です。 では残りの5人(50%)の方はどのような症状から始まるかと言いますと、3人(30%)が片脚(「脚」はももから足首までを指します)の歩きにくさ、特に、「片脚が重い」という感じがして歩きにくい、という症状から始まります。しかし、動かしにくい・脚が重い、という感じを持つ前に、片一方の足(「足」は足首から先を指します)が良くつまづくようになった、とか、脚がだるいんです、という訴えで受診される方もおられます。 残りの2人(20%)は、手がなぜか思うように動かない・動かしにくい、という症状から始まります。右手が動かしにくい場合は、字が書きにくくなった、とか、箸の使い方が下手になった、とかで受診される方がおられます。利き手に症状が出た場合は早期発見がしやすいですね。しかし、利き手でない方の手から症状が出た場合、発見が遅れる場合があります。が、ボタン止めがしにくくなった、とか、お風呂で身体を洗うときに左手が動かしにくくなった、等の症状から疑う事があります。 以上、典型的に出る症状を書きましたが、必ずしもこのように症状が始まるとは限りません。
最後に。このページをお読みになっておられるあなたへ。
もし、パーキンソン病を疑って心配されているのなら、遠慮無く、奈良西部病院の脳神経内科を受診してみてください。 特に、「最近、家族の顔の表情がなんとなく活気がないようだ」とか、「昔は字がもっと綺麗だったのに最近は下手になったなぁ…」と言う風に、なんとなく最近、表情や手足の動きが変化するなぁ…と感じられるようであれば、脳神経内科を受診されることをお奨めします。

外来診察表

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午前 江浦 島田(京) 山口 島田(京) 斎藤 山口
※ 脳神経内科では、平成30年5月より患者様の待ち時間を軽減するため、予約制となっています。     予約の患者様優先となりますので、お電話にてご予約下さい。(0742-51-8700代表)

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担当医師紹介

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氏名 診療分野・専門分野 専門資格等
院長 島田 京子(しまだ きょうこ) 島田 京子 脳神経内科全般 医師免許 1997年取得
日本神経学会 専門医
日本内科学会 総合内科専門医
日本医師会 産業医
脳神経内科部長 山口 美香(やまぐち みか) 山口美香 脳神経内科全般 医師免許 1991年取得
日本神経学会 指導医
日本内科学会 認定医
日本医師会 認定産業医
斎藤 こずえ(さいとう こずえ) 斎藤 こずえ 脳神経内科全般 医師免許 1998年取得
日本脳卒中学会 専門医
日本脳神経超音波学会 認定脳神経超音波検査士・理事
日本超音波学会 超音波専門医・指導医・代議員
日本神経学会 専門医・指導医
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・近畿支部評議員
国立循環器病センター 客員研究員
医学博士
江浦 信之(えうら のぶゆき)

 

江浦 信之

脳神経内科全般 医師免許 2008年取得
日本神経学会 専門医
日本内科学会 認定医・総合内科専門医
臨床遺伝専門医

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